ブログblog
F-CON(光冷暖)の仕組み パート2
うなぎ屋さんはなぜ炭火を使うのか?
遠赤外線を使った商品は、冷暖房に限らず調理でも使っております。イメージしやすいのは「うなぎ屋さん」です。なぜ今でもガスではなく手間のかかる炭火を使うのか?
熱は外からではなく内から
太陽から地球に届く熱のほとんどは、赤外線によってもたらされています。赤外線とは物体に当るとその部分の分子を程よく振動させその摩擦で物体自ら発熱を始めます。また太陽からはガンマ線や可視光線や紫外線など様々な線が絶えず地球に降り注いでいますが、その中でも物体の温度を上げることに最も適した線が赤外線と言われております。
生焼けのハンバーグ
フライパンでハンバーグを焼いて生焼けの経験はありませんか?フライパンの熱で焼く場合は、無理やり分子を振動させることになります。このため外は無理やり分子が振動して焼けたが中まで分子が振動しないので生焼け状態になるのです。これを炭火に替えてハンバーグを焼くと、炭火から出る遠赤外線が程よく表面の分子を振動させ発熱し、その振動がさらに内部まで振動させ程よく発熱が伝わっていき時間差で外から焼けていきます。よって私たちが好きな 外はカリッと。中はふっくら。に仕上がります。
まとめ
うなぎ屋さんは経験から炭火を使うと「うなぎ」がおいしくなることを知っています。これを科学的に言えば遠赤外線を利用していると言う事です。炭火は遠赤外線をたくさん放出もしますが熱気も出します。うなぎ屋さんは遠赤外線を上手に使って焼くためにうちわを使います。炭の火加減の調整や外に煙を出す為に行っているようにも思えますが、うちわで仰ぐことで余分な熱気がうなぎに当らないようにして遠赤外線で焼くようにしているそうです。